第68代主将 西川(旧姓光安)歩真

第68代主将として

西川(旧姓光安)歩真

この度は、広島大学体育会ヨット部の創立75周年を迎えられたことを心よりお祝い申し上げます。

1949年の広島大学体育会ヨット部創立から現在に至るまで、たくさんの方々が広島大学体育会ヨット部をささえ、積み上げてきた伝統ある部の一員として活動出来たことを感謝するとともに、誇りに思います。また、4年間全力で部活に取り組めたのは諸先輩方のご指導やご支援のおかげです。第68代のヨット部を代表してお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

現役時代を思い出すと、勝つことに必死になれた4年間でした。特に最後の1年間は、先輩方の努力のおかげで部員数40人、外部コーチにも指導していただけるという恵まれた環境で第68代をスタートすることができました。そして、全日本インカレで勝つために、強豪校と合同合宿をさせてもらうなど他大学との交流を増やし、レース経験を積むために遠征を増やすなど様々なことに挑戦することができました。目標としていた全日本インカレ総合10位は達成できませんでしたが、スナイプが全日本インカレという大舞台で6位入賞という成績を残すことができました。個人的には470のチーフをしていたこともあり、470チームがもう少し成績が良かったら目標を達成できたと考えると最後の全日本インカレが1番悔しい大会になってしまいました。しかし、目標達成のために、練習メニューや部の運営を試行錯誤した経験はヨット部に所属していたからこそ出来たことだと思います。

またヨット部の活動を通して、人として成長出来たことは社会人になってひしひしと感じています。私は社会人3年目になりますが、目の前の課題を何がなんでも解決しようとする貪欲さや、先輩社員にも自分の考えを物怖じせず伝えて対等に話ができることは自分の長所になっています。

このように人として成長させてくれて、さらに大学生活に意味を持たせて4年間楽しく過ごすことができたのもヨット部に所属していたおかげです。

現役諸君は今まさにヨット部での活動を全力で取り組んでいると思います。辛いこともあるかもしれませんが、必ず広島大学ヨット部に入ってよかったと思える日が来ます。最後まで全力で走り抜けてください。

未筆となりましたが、しぶき会の一層のご発展と皆様方のご活躍を祈念致しまして、お祝いの言葉とさせていただきます。