第71・72代女子部主将 高坂実由

第71代、第72代の女子部主将を務めさせて頂いた高坂実由と申します。この度は広島大学体育会ヨット部が創部75周年を迎えたこと、心よりお祝い申し上げます。しぶき会をはじめ、ヨット部関係者の皆様には、現役時代に活動を通して沢山関わらせて頂き、全日本インカレ総合10位を目指すにあたって多大なる支援を頂きました。誠にありがとうございました。今後は、一OBとして、現役の活動をサポートして参ります。引き続きよろしくお願い致します。

昨年度、私が72代女子部主将を務めさせて頂いた際、女子部員は7人でした。少数ではありますが、ここ数年間入部者は途切れておらず、現在もたまに訪れるヨット部艇庫の更衣室は賑やかで嬉しい限りです。本年度も新たに数人の新入生が加わってくれたという事で、今後更に女子部に活気が増し、全日本の舞台で活躍してくれる事を願っています。

また、前年度に引退した身として、活動の振り返りになりますが少しお付き合い下さい。ヨット部ではこれまでの人生で経験したことのない事を沢山経験させて頂きました。部活動を運営するにあたって、先輩方にアドバイスを仰ぎ、行動する事から始まり、後輩に指示を出す立場を経験しました。これまで自分が人の上に立つ立場を経験した事が少なかったこともあり、自分の不甲斐なさを突き付けられる事もありましたが、周囲の人の気遣い、言動に救われ、現在も引退した身として部活動に顔を出すことが出来ています。学生にとって、チームで掲げた目標を達成できる事はもちろんとても素晴らしいことですが、それを目指せるだけの機会は自らの力だけでは到底用意できず、ヨット部関係者、または部員自身の家族など、多くの方の支援の元に成り立っています。現役生として活動している皆さんは、今後活動する中で悩むことや、辛く感じる事もあるかと思いますが、多くの方が皆さんの事を応援してくれている事実を噛みしめて、今後も挑戦して行ってください。

 今後のヨット部の活躍を祈念して、寄稿とさせて頂きます。拙い文章ですが、ご愛読頂きありがとうございました。