第69代主将 三宅正人

この度は、広島大学体育会ヨット部の創立75周年を迎えられたことを心よりお祝い申し上げます。
伝統ある部の一員として活動出来たことを感謝するとともに、誇りに思います。

全力を尽くして活動したものの、最終的な結果として目標には遠く及ばない結果(スナイプ23位、470中国インカレで敗退)となってしまったことは今でも悔しい思いで一杯です。
しかし、楽しくて充実した4年間となったのは、たくさんのご支援を賜りました歴代の諸先輩方のおかげです。厚く御礼申し上げます。今度はバトンを未来へ渡しOB、OGとなった私たちが現役の部員に支援をしっかりと行っていく番となります。現役部員の目標を達成と、充実したヨット部での4年間となるように支援していきたいと思っています。

私は、コロナ禍に主将を務めていることもあり、その際の活動について記載させていただきます。
前回の70周年式典は3年生の夏合宿期間中に開催され、当時は次年度に幹部となる自分たちの役職も決まっており、次年度に向けたミーティングをしているような時期でした。
11月のインカレ後、12月の部バイト期間を経て69代として活動が始まりましたが、春合宿を終えた頃にコロナウイルスが流行し始めました。
自粛期間中はヨットに乗ることはもちろんできず、部員同士でのミーティングもオンラインでの実施となっていました。
他大学で部活動の再開が開始される中、広島大学の各部活は活動ができていないような時期がありましたが、部長の羽倉先生のご協力のもと7月末頃に活動再開になりました。
活動再開後も、これまでのような全体練習ではなくクラスを分けての練習や、全体練習再開後も艇庫での宿泊は許可されず、夏合宿期間は観音と西条を週5日間往復する日帰り形態など例年と異なる形で活動していました。
皆様の日常生活もこれまでの生活が変わってしまったかと思いますが、ヨット部の活動もコロナにより大きく変わっていました。
また、主将として活動においても部のコロナ対策や残された練習期間でどう進めていくかなど例年とは異なることへの対応ばかりで、同期とは何度も何度もミーティングをしました。
試行錯誤の連続でしたが、コロナ禍に主将をやらせてもらえたことは私にとって凄く良い経験となりました。

私自身のヨット部卒業後の近況は、大学院進学後にも470に乗り、広島のレースや国体などに参加させていただき、ヨットを通して楽しい大学生を送ることができました。
現在は地元の北海道の会社で働いており、広島やヨットから離れてしましましたが、日々課題に直面した際にはヨット部での活動を思い出しながら過ごしております。

69代の近況としては、スナイプチーフを務めた平瀬が、69代結婚レースのトップホーンを鳴らしました。
9月の結婚式では久しぶりに同期が全員揃うことになるため、楽しみにしております。
同期は関東を中心に全国各地に散らばってしまいましたが、インカレ応援や結婚式などで同期が集まることができたらいいなと思っています。

末筆ながら、広島大学ヨット部の一層の発展と皆様方のご活躍を祈念致しまして、お祝いの言葉とさせていただきます。