中部しぶき会会長 浅井秀行

・創部75周年おめでとうございます。記念誌に投稿でき光栄です。私も広大ヨット部に入部してすでに50年を経過してしまいました。中部支部の活動を報告する前にトラと呼ばれていた現役時代を紹介させていただきます。

<現役時代>
・大学で最初に学生課で出会った塚原さんと同じ下宿となり、二人でヨット部に入部することになりました。高校までの経験者が少ないヨットという競技に二人が興味をもったからです。入部してインカレ優勝を目指す部という事にびっくりし、驚きの部活動が始まりました。とんでもない宇品の艇庫、週2の陸トレで比治山登り、興行による部費手配、金正印刷でのタクティクス勉強会、木曜会でのOBからの叱咤激励、本逕寺の渡人さん詣、広テレでの柚木さんランチ等々たくさんの思い出があります。
・私が1年時の鶴川さんの琵琶湖、2年時の和田さんの淡輪とインカレ優勝が現実になりそうでした。しかし部員減少に悩んでいたのです。3年時の梅木さんの代はとにかく部員を増やそうということで「ふたりだけのヨット旅行」というタイトルで新勧パンフレットを作ったのです。すると100人を超える新人が入部してくれ、その代がマッスル藤井キャプテンです、仙台で初のインカレ総合優勝を達成してくれました。
・そんなたったの4年の広島でしたが、濃厚な大学生活を過ごせ広大工学部ではなくヨット部を卒業出来ました。たくさんの貴重な思い出を先輩たちのおかげで得ることができました。

<中部では>
・わがままに過ごした大学生活でしたので親孝行のため実家に戻りました。学業成績は良くないし、造船不況もあり自動車業界への就活をしたのですが、船舶同級生のお兄さんが就職試験問題の担当、人事担当課長が教授の友達という幸運で就職できました。
・初めての中部しぶき会の記憶は豊田合成の御堂岡さんがトップで集まりました。その中になぜか西尾高校水泳部の顧問の三井先生がなぜここにいるのと驚いたらうりふたつの弟さんだった、創部65周年ゴルフで広島で会った大吉さんが私の上司だった役員のお兄さんだったなど、人のつながりを感じることが多かったです。しかし最近は中部しぶき会の活動は停滞しています。
・やはりこの中部ではトヨタグループのつながりが中心です。トヨタオリンピックということで各社対抗でヨット競技もあったのです。その関係で私のトヨタ車体に村田さん藤上さんが入社してくれました。今はその大会もなくなってしまいましたが、豊田自動織機がOB対象に再開してくれ、もう10 以上も年に一度のディンギーレースに参加しています。蒲郡の海陽ヨットハーバーの冠スポンサーが織機さんです。17年のセーリングワールドカップを機に大リニューアルされ、日本一のディンギーハーバーになったのです。

<16年のオール豊田OB戦>
滋賀大のOB撮影:私のヨットベストショット

<17年蒲郡インカレ時のOB会>

・トヨタグループの豊田通商に定期戦仲間の滋賀大ヨット部のOBがたくさん入社されており、そのクルーザー仲間に私も定年を機に入れてもらいました。メンバーは滋賀大OB榎本さん、増田さん、苅谷さん、香川大OB東内さん、そして今年から広大一年下の高橋さんです。三河湾の佐久島日帰り、鳥羽神島の泊りセーリングを楽しんでます。そしてそのつながりから滋賀大と広島大のヨット定期戦再開に向けてのOB戦を開始することになり、コロナ前に彦根で昨年は観音で開催することができました。

<三河湾クルージング>

<19年彦根のOB定期戦>

<終わりに>
・たくさんの先輩・仲間のおかげで、ヨットとの関わりが50年となりました。これからも広大ヨット部が永く継続することでしょう。とにかく現役時代に養った体力で長くお付き合いしていきますのでよろしくお願いします。